・エフェクターを使ってJC-120で音作りができればいつでも自分の音が出せる。
・アンプシミュレーターでPAに直で送れば毎回同じ音で演奏できる。
よく言われることですが、これは半分正解で半分間違いです。
なぜならスタジオやライブハウスの機材の状態によって音は大きく変わるから。
機材の状態に応じた音作りが必ず必要になります。
スタジオやライブハウスの機材の状態によって音は大きく変わる
エフェクターとJC-120で音作りができればどこでも自分の音が出せる。
これはどこのスタジオ・ライブハウスでも必ず1台はJC-120が置いてあるという理由からですね。
またアンプシミュレーターを使うことで自分の音が出せるというのは、直接音をPAに音を送ることで据置アンプを通さずマルチエフェクター内で音作りを完結できるという理由からです。
2つは理にかなっているように思えますが…これは半分正解で半分間違いです。
なぜならアンプの状態により同じJC-120でも別物のような音が出るし、PA機材によっても音がガラッと変わってしまうからです。
たとえばハイが出過ぎていたり、逆に出ていなかったり…スピーカーが割れていてパリパリな音が出ていたり。
機材の状態と使用機材によって音は大きく変わってしまいます。
同じ音を出すというのは案外難しいものなのです。
同じ機材だからといって音作りをおざなりにしない
「いつも使っている機材だから。」と、どのスタジオやライブハウスでも全く同じセッティングにする方はかなり多いです。
ですがそれは赤信号。
先述の通り機材の状態によって出音は大きく変わるもの。
必ず出音を確認しながら音作りをしていきましょう。
【余談】機材は生き物である
機材は使えば使うほど劣化していきます。
良く言えば味が出てきます。
「弾き込まれたギターは音が良い」とか「アンプをエイジングして音を良くする」などよく聞きますよね。
その通りで…機材は使えば使うほど良くも悪くも音が変化していきます。
ギター自体も、エフェクター1台にしてもそうです。
機材というのはなかなかセンシティブなものなんですね。
そのため同じ機材だからと過信してしまうのが危険なわけです。
まとめ
- 機材の状態によって音は大きく変わる
- 同じ機材でも出音を確認して音作りをする
以上がまとめになります。
良い曲でも音作りが失敗していたら良さを100%伝えることはできません。
細かい部分ですがしっかり気にかけて音作りをしていきましょう!