これからギターをはじめる!
ギターごとの特徴が知りたい。
ギターの種類ありすぎで迷う・・・
もと楽器店員のしだーです!
これからギターをはじめるぞ!と決心して、ネットや楽器店でギターを見るとその種類の多さにビックリするはず。
ギターって本当にたくさんの種類があるもの。
どれを選べばいいのやら・・・と悩んでしまうでしょう。
そこてギター選びの手助けになればと思い、それぞれの特徴をまとめてみますよ!
Contents
はじめに
たくさん種類はあれど、市場にあるほとんどのギターはある2つのメーカーが全てのルーツになっています。
それはフェンダーとギブソン。
なんとなく聞いたことがあるブランドでしょう。
今でもギターの販売を行なっている非常に歴史のあるブランド。
ゆえに両社から販売されているギターは「定番」と言われています。
ストラトキャスターなんかそうですね。
誰もが知っている形だと思います。
そして定番だからこそ・・・「完成しているギター」といえます。
初心者が持つべきはまさにそんなタイプのギター。
とはいえフェンダーとギブソンのギターは高額。平気で10万を超えます。
「いきなりそんな高いの買えない!」と思われるでしょう。
ですが、定番ゆえにたくさんのブランドから模倣品が販売されています。
本家を超えるクオリティのブランドもあるのですが、反対にグレードを落として格安で販売しているメーカーもたくさんあります。
初心者の方はそんなブランドから販売されている「定番」の1本を選ぶといいでしょう。
ギターの種類とそれぞれの特徴
これからギターの特徴を書いていきますが、あくまでも参考程度に考えてください。
なぜなら楽器屋へ行って直接音を聞くのが1番だからです。
しかし、何もなしに楽器店へ行ってもギターの数が多すぎて途方にくれるでしょう。
そのため「これが良さそう!」とある程度候補のギターを決めてもらうために、これから特徴を紹介していきます。
ストラトキャスター

https://info.shimamura.co.jp/guitar/e-guitar/eg-fujigen/500557/
- 5種類の多彩な音色
- 弾きやすい形状
- 初心者向けの定番ギター
ストラトは5種類の多彩な音色と弾きやすさが特徴。
凛とした、どこか鈴が鳴っているような繊細な音がします。
また、持った時に自然と理想のフォームになってくれるので、初心者に最適です。(詳しくは後ほど)
どんなジャンルでも対応できるオールラウンダーとよく言われますが、パンクやメタル、ハードロックなどの重たいジャンルは苦手。
ストラトキャスターの特徴がよく分かる動画
テレキャスター

https://info.shimamura.co.jp/guitar/e-guitar/eg-fender/500105/
- ジャキっとした歯切れのよい音
- シンプルで扱いやすいコントロール
- ギターボーカルに多い
エレキギターの原点でもあるテレキャスター。
ストラトキャスターよりもキンっとした高い音が特徴です。
ジャキジャキした音はこのタイプが得意。
本体のコントロールもシンプルで扱いやすいです。
ストラトキャスターと似たタイプのギターですが、テレキャスターの方がその高い音からキャラクターが立っているといえます。
コンター加工がないためストラトほど体にフィットはしません。
テレキャスターの特徴がよく分かる動画
ムスタング

https://info.shimamura.co.jp/guitar/e-guitar/eg-fender/449826/
- 高域中心の非常に明るいサウンド
- 複雑なコントロール
- ショートスケールで弾きやすい
さてこちらのムスタングは正直初心者向けではありません。
ですが、アニメ「けいおん」人気でムスタングが欲しいという方が多いのでご紹介です。
ムスタングは高域寄りで非常に明るい音ですが、明るすぎて音作りが非常に難しいギターです。
どうしてもキンキンとした耳を突くような音になりがちなんですね。(ジャガーやジャズマスターも同じです。)
かなり癖のあるギターなので正直一本目にはおすすめできないです。
またギター本体の操作も複雑。初心者は可能な限りプレイに集中できた方がいいと僕は考えているので
その点でもおすすめしにくいんですね。
悪い点ばかり書いていますが・・・ムスタングはその特徴的なサウンドから他には無い個性を持ったギターです。
またショートスケールといってネック自体が短いので、フレットの間隔が狭く、また弦を張る力が弱いため、手が小さい女性の方でも弾きやすいというメリットもあります。
ムスタングの特徴がよく分かる動画
レスポール

https://info.shimamura.co.jp/guitar/e-guitar/eg-gibson-custom-shop/499208/
- 音が太く歪んだ音が得意
- 弦高が低くて弾きやすい
- 重い!
エレキギターの音と聞けば「ギャーン」と荒々しい音を想像されるでしょう。
そんな音が得意なのがこのレスポールです。まさにロックのためのギター。
太い音が特徴でロック向きなのですが、太いがゆえ歌を1番目立たせるポップスなんかは苦手です。
メイプルやマホガニーの木材が使われているため、結構な重量があります。
レスポールの特徴がよく分かる動画
SG

https://info.shimamura.co.jp/guitar/e-guitar/eg-gibson/491943/
- レスポールほど音が太くない万能ギター
- 弦高が低くて弾きやすい
- 軽い!(けどヘッド落ちする)
レスポールはロックな音が得意ですが、ポップスなどコードをジャカジャカ鳴らすようなジャンルは比較的苦手です。
音が太いのでギターが目立って歌声の邪魔になってしまうからなんですね。
SGはレスポールほど音が太くなく、ストラトほど繊細なわけではないのでロックもポップスにも対応できる、実は万能なギターです。(中途半端という言い方もできます。)
ただしSGは非常に軽量で、ヘッドよりも本体が軽いので立って弾く時にヘッドがぶらーんと落ちてきてしまいます。
慣れてしまえば気になりませんがこれが厄介。
SGの特徴がよく分かる動画
セミアコ

https://info.shimamura.co.jp/guitar/e-guitar/eg-burny/496086/
- フワッとした空気感のある音
- SGと同じく万能
- 座って弾きづらい
セミアコはバイオリンのようにボディが空洞になっているギターです。
その独特な構造からフワリとした空気感のあるやわらかい音が特徴。
また、SGのように太すぎず、細すぎないので様々なジャンルに対応できます。
セミアコと聞けばどうしてもジャズやブルースギタリストを思い浮かべがちなので
上級者向けだと勘違いされがちですが、全然そんなことありませんよ。(持ってるとそう見られるかもですが。笑)
個人的には1本目からセミアコも十分有りです。
SGの特徴がよく分かる動画
難しいことは考えずに好きなタイプのギターを買おう
説明してきた通りギターのタイプによって得意・不得意はありますが、そのジャンルが演奏できないわけでは決してありません。
ストラトでメタルを弾いてもいいんです。(実際に弾いている人もいます。)
なので好きなタイプのギターを買っちゃいましょう。
ただし、紹介したタイプ以外のギターは扱いが難しかったりするので、できれば紹介した中から選んでください。
好きなバンドのギタリストと同じタイプのギターを買うのもおすすめ
個人的には好きなバンドのギタリストと同じタイプのギターを選ぶのもおすすめです。
はじめたての頃はうまく弾けずにどうしても「挫折」の2文字がつきまとうもの。
ある程度弾けるようになるまでは根気が必要になります。
そこで好きなバンドのギターと同じタイプのギターなど、見るだけでテンションの上がるギターを選ぶといいでしょう。
結果ギターを手に取る回数も多くなり、自然と上達していくはずですよ。
個人的なおすすめはストラトキャスター
こちらは余談ですが・・・とくにこだわりがない場合はストラトキャスターが圧倒的におすすめです。
メンテナンスのしやすさもありますが、何よりも持った時に自然と理想のフォームになってくれるのが1番大きいです。
はじめに変な弾き方をしてしまうと癖になってしまうので、上達は遅れますし後から治すのが大変です。
詳しくはこちらの記事で書いていますのでよければ読んでみてください。
https://sugilog.net/beginner-stratocaster/
ストラトキャスター本当におすすめですよ。
おわりに
いろいろとギターの特徴やジャンルの向き不向きを書いてきましたが、やはり楽器屋で生の音を聞くのが1番です。
YouTubeでもギターの音はなんとなく理解できますが、生で聞いて感動して欲しいんですよね。直接聞くのは全然違いますから。
そんな感動とともにギターをはじめて欲しいなぁというのが僕の願いです。
僕が書いてきたことは参考程度にして楽器屋へ行ってみましょう。
少しでもギター選びの手助けになれば嬉しいです!