ライブハウスのブッキング担当の方から矢継ぎ早にライブに誘われることありませんか?
僕のバンドが今その状況なのですが・・・これが困るんですよね。。
ライブハウスとブッキング担当のあり方について考えてみたいと思います。
コンセプトの無いライブイベントには出演する気になれない
とあるライブハウスのブッキングイベントに一度参加したのですが、その後何度も何度も「イベントに出ないか?」とブッキングの方から誘われています。
誘っていただけるのはもちろん嬉しいのですが、毎回誘われるイベントのコンセプトが何もないんですよね。
その上その日は難しいと伝えると翌月以降のイベントを矢継ぎ早に案内されている状況です。
これですね・・・バンド側は参加する気にならないと思うんですよ。
なぜかというと商売っ気しか感じられないからです。
ライブハウスも当然商売としてやっています。
なのでスケジュールの空き日はイベントをして収益をあげないといけない。
ブッキング担当の方もノルマを課せられてなんとかバンドを集めようと大変なのでしょう。
・・・それは分かるんですけどね、とりあえずイベントを成立させればそれでいいっていう思惑が見え隠れしてるんですよ。
それじゃ高いお金を払ってライブしようってならないでしょう。
バンドのためを思って誘っているわけではなく、自分達のために誘っているわけですから。
意志のあるライブイベントを企画するべし
「ならどんなライブイベントなら出たいのよ?」と思われるでしょう。
それはコンセプトのあるライブイベントです。
例えば・・・
- 初心者バンド限定
- 特定ジャンル限定
- おじさんバンド限定
などなど。無限に思いつくはずです。
毎回設定するのは大変かもしれませんが、このようにコンセプトを設定すればバンドが出演してくれる確率はグッと上がるはずですし、イベント自体も充実感があるでしょう。
以前明確なコンセプトを持ったライブイベントにブッキング担当の方から誘われたことがありました。
その時バンドとしてしばらくライブする予定はなかったのですが、共感して主演させてもらった覚えがあります。
やはり「こういうイベントだから一緒に盛り上げてくれないかな?」と言われたら「それなら!」ってなるんですよ。
ここに隠れているのは他人目線ですよね。
イベントは成功させないといけないけど、それよりもバンドに活躍してもらいたい。イベントを盛り上げたい。みんなで楽しみたい。
こうした他人目線があるからこそ結果的にイベントは成功するし、そのブッキング担当の方にバンドのファンが付くんです。
とりあえずバンドを集めてイベントを成功させればいいという自分目線だと上手くいくはずがありません。
そんなライブハウスはツアーバンドがただライブするための場所でしかありませんよ。
ローカルのインディーズバンドが自然と集まってくるようなライブハウスにはなりません。
これはライブイベントに限らず人間関係でも何でも言えることでしょう。
二極化するライブハウス事情。バンドが集まる・集まらないライブハウスとは
ここからは余談ですが・・・今、バンドが勝手に集まるライブハウスと、呼び込まないと集まらいライブハウスに二極化しているそうです。
なぜこんな状況になっているかと言うと・・・やはりバンドのことを1番に考えるか、考えていないか。間違いなくその違いからでしょう。
バンドのことを1番に考えて運営されているライブハウスと、自分たちのことばかり考えて運営しているライブハウス。
どっちがバンドマンたちに好まれるかというと間違いなく前者ですよね。
というかむしろそうじゃないと生き残っていけないでしょう。(実際にライブハウスは減ってきています。
先述した僕が誘われ続けてるライブハウスは間違いなく後者。
バンドのことを考えてライブハウスを運営して欲しいものです。
というかライブハウスのスタッフさんはバンドマンが多いのでそのくらい気付きそうなんですけどね・・・。